ならやま浄苑(奈良市)を訪ねて
— 民間霊園を行政書士の視点でレポート —
お墓の手続きの行政書士・川本明宏が、実際に各地の墓地・霊園を訪れ、
立地・設備・管理体制・供養の考え方などを専門家の視点でレポートする
「お墓探訪シリーズ」。
記念すべき第一回は、奈良市川上町にある民間霊園
**「ならやま浄苑」**を訪問しました。
訪問概要
- 訪問日時:令和8年2月6日 午前9時30分頃
- 天気:晴れ時々曇り
- 墓地名:ならやま浄苑
- 区分:民間霊園
- 開園:平成12年12月
- 総区画数:1,732区画
- 所在地:奈良市川上町943-6
アクセス
- 車の場合
近鉄奈良駅より約10分 - 公共交通機関の場合
JR奈良駅(西口)11番バス乗り場
近鉄奈良駅 2番バス乗り場
[27番・81番・118番 青山住宅行]
→「青山住宅」バス停下車 徒歩8分
駐車場とバリアフリー状況について
- 第一駐車場:28台
- 第二駐車場:9台(うち2台は軽自動車用)
- 駐車場から墓地まで:すぐ目の前
ならやま浄苑は、大きく 2つの区画 に分かれています。(A区からD区とE区からH区)
それぞれの区画へは、対応する駐車場からバリアフリーで直接アクセス可能です。
ただし注意点として、
2つの区画間は高さで分かれており、階段でのみ接続されておりますので車いすの方などは移動が難しい構造です。
👉 足のご不自由な方がお参りの際は、目的のお墓がある高さの区画側の駐車場に停めることをおすすめします。
管理棟を訪問
到着後、まずは管理棟に伺いました。
対応してくださったのは、管理会社である成和株式会社の岡田さんです。
経営母体と管理会社
- 経営母体:名称寺(みょうしょうじ/浄土真宗本願寺派)
※奈良県大和高田市にあるお寺 - 管理会社:成和株式会社
成和株式会社は、石材販売を主な事業とし、墓地管理も行っている会社です。
そのため、ならやま浄苑でお墓を建てる場合は、
指定石材店である成和株式会社で墓石を購入する形になります。
お墓の広さと区画について(関西ならではの「聖地」)
岡田さんから、関西特有の区画単位について興味深いお話を伺いました。
- 1聖地= 90cm × 90cm
→ かつての標準的なお墓の広さ
現在では、この1聖地よりもコンパクトな区画が主流とのこと。
ならやま浄苑の一般墓
- 最小区画:0.4聖地(50cm × 60cm)
- コンパクトながら、現代のニーズに合ったサイズ感です。
宗教・宗派の制限は?
ならやま浄苑は、他の多くの民間霊園と同様に、
- 宗教・宗派:不問
- 国籍:不問
そのため、
他所からお坊さんをお呼びして法要を行うことも全く問題ありません。
一般墓(0.4聖地〜)
- 永代使用料
- 永代管理料
- 石工事代
これらすべて込みで
821,000円〜 購入可能とのことでした。
小規模区画+永代供養という選択肢
さらに小さな 0.3聖地 の一般墓もあります。
ただし、こちらは7回忌後に合祀が条件となります。
合祀されると、骨壺から出して納骨されるため、
後から取り出すことはできません。
ただし、
- 合祀せずに一般墓のままで永代供養してもらえるプランも用意されているとのこと。
一般的に「永代供養」と言っても、
三十三回忌や50年で合祀されるケースが多い中、
合祀に抵抗がある方には魅力的な選択肢だと感じました。
永代供養墓
最初から合祀されるプラン
- 税込120,000円
- 霊標に俗名彫刻オプション:税込66,000円(別途)
一定期間個別保管 → 合祀プラン
- 個別保管期間に応じて追加費用
例:3回忌まで個別保管 →税込 33,000円
供養について
- ご寺院様による年2回(春・秋彼岸頃)の合同供養
改葬(お墓のお引越し)の割合について
岡田さんのお話では、
- 新規建立:改葬=おおよそ7:3
との体感だそうです。
年々、改葬の相談は増えてきていると感じるとのことでした。
行政書士として日々改葬手続きを扱う立場から見ても、
非常に実感に近い数字だと感じました。
墓地内を実際に見学して感じたこと
お話を伺った後、墓地内を見学し、写真撮影をさせていただきました。
全体を通して感じたのは、
とにかく清掃が行き届いているという点です。
メインロードや小道、水汲み場も
チリや落ち葉がほとんど見当たらず、
管理の丁寧さが伝わってきました。
あと、岡田さんもおっしゃっておられましたが、大自然の中にあり、景観がよいのが、アピールポイントというのがよくわかりました。下記の写真にも載せていますが、写真撮影中に野生のシカを確認しました!
写真で見る「ならやま浄苑」
写真1:ならやま浄苑 門柱
こちらから入ると第二駐車場。
手前の道を左に曲がり、しばらく進むと第一駐車場と管理棟があります。

写真2:ならやま浄苑 管理棟

写真3:管理棟からのびるメインロード
チリや落ち葉一つなく、非常によく清掃されています。

写真4:メインロードからの小道
こちらも同様に清潔感がありました。

写真5:永代供養の観音様像

写真6:第二駐車場へ降りる階段

写真7:墓地から見下ろす原始林の中に鹿を発見!

写真8:永代供養塔

まとめ ― 第一回探訪を終えて
ならやま浄苑は、
- アクセスの良さ
- 大自然の眺望
- 駐車場から近い参道
- 行き届いた管理
- 多様な供養スタイル
これらがバランスよく整った民間霊園だと感じました。
特に、
一般墓+永代供養という柔軟な選択肢が用意されている点は、
「将来子どもに負担をかけたくない」と考える方にとって、
現実的で検討しやすい霊園ではないでしょうか。
今後も、実際に足を運び、
**書類だけでは分からない「現地のリアル」**を
行政書士の視点でお伝えしていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ならやま浄苑について、より詳しい情報が欲しい方は、
下記リンクより公式ホームページをご覧ください。
ならやま浄苑公式HPhttps://seiwa622.co.jp/wp/narayama/index.php
次回の「お墓探訪シリーズ」も、どうぞお楽しみに。
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